1、オーディオの趣味

5)オーディオ実験室
c)、パラメトリックEQの実験
c-3)フリケンシーイコライザの実験
②、ワーキングモデル試作実験
ⅱ)回路設計
 前のフリケンシーイコライザの回路構成のページでも触れましたが電流合成加算減算回路は松下電器(株)の方式を、パラメトリックBPFは当初ヤマハのC-6プリアンプの回路を採用する積もりでしたが色々考えた結果オリジナリティを考え私の考案した回路を使う事にしました。他には電源回路とミューティング回路が必要になってきます。
 では具体的な回路設計を始めたいと思います。
イ)、全体回路図<5c3a9>の検討
 先ず機能要求仕様を元に叩き台となる全体回路図<5c3a9>を作成しました。 此で概略のの回路規模、必要電源容量、必要部品、及び部品点数が見積もれます。 基板寸法、電源トランス形状等は、機構絡みになりますので次の段階で検討する事になります。
 では、先ず構成回路の説明をしますと、入力回路はインスツルメンテーション回路を使った電子バランス回路になります。ここではS/Nの改善の為にゲインを3~6dB程持たせる事にします。次に電流加算減算回路はゲイン0dBの反転アンプを2個シリーズにした松下電器(株)の方式である回路を採用しました。
 次に1段目の反転アンプの出力信号がパラメトリックBPFに送出されますが、パラメトリックBPFが反転出力で有る為に位相を反転して正相にする必要が有る事と1段目の反転アンプ負荷が重くならない様にパラメトリック
BPF5回路毎に一個の反転アンプをバッファと位相合わせを兼ねて入れます。此処でもS/Nを改善する為に反転アンプにゲインを持たせる事にしました。 此処で持たせたゲインは電流合成アンプのサミング抵抗の値で相殺する事で辻褄を合わせる事になります。唯、下手にゲインを弄るとスライドVRの中間点でレベル変化カーブの具合が変わって来ますので、S/Nの改善具合と変化カーブの特性を見乍らカットアンドトライをする必要が有るかも知れません。 
 次にスライドVRの両端点はパラメトリックEQのON/OFFスイッチを介して電流合成加算減算回路のサミング点に接続されます。元の信号とパラメトリックBPFを通過した信号は電流合成加算減算回路で演算されて所期の周波数特性になり電子バランス出力回路(襷がけ型電子バランス出力回路)に送られます。電子バランス出力回路の前にレベルトリマVRが置かれ、入力回路で持たせたゲインがトリムボリウムマージンとして相殺され入出力間のトータルゲインは0dBに精密調整されます。この為電流合成加算減算回路の出力では入力段で得たゲインマージン分丈S/Nが改善されます。
 此の入出力に使われている電子バランス回路はバランス接続、正極/負極の何れのアンバランス接続(ホット、又はコールド端子はアースとショート)でもゲインの偏差が±0.3dB以内と頗る優秀なバランス回路が実現できます。
 コモンモード電圧がOPアンプの同相許容入力電圧以下で有れば絶縁電圧耐力を除きを殆どトランスの様に取り扱う事が出来る優れた回路です。
 次のページからは具体的な回路定数の計算を行います。


次のページに行く トップに戻る オーディオ実験室に戻る  HOMEに戻る 
  Copyright(C)2010 Nyanbo All Rights Reserved.          プライバシーポリシー