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《解説》
本機は2台のステレオアンプの瞬時切り替えが出来るリレー式スイッチボックスです。
BTL方式のアンプの切り替え時にも悪影響が出ない様に入出力共にバランス対応となっています。アンバランス方式ののアンプを使用する時は、アンプの入力側のコネクタで反転入力端子を接地します。
微少信号から電力まで取り扱いますので使用するリレーには手持ち在庫部品の中から
10uAから2A迄ハンドリング出来るパナソニック(株)の通信工業用リレーを数回路並列にし、接点の極性を反転して使用して極力影響が出ない様にしています。この為ラインアンプの切り替え試聴からパワーアンプの切り替え試聴まで広く対応出来る様に設計されています。切り替えSWは有線式リモコンでケーブルを延長出来る様に成っています。
回路図は信号切り替え回路の半分を表示しています。従って入力、出力を同時に切り替える為にはプリント基板が2枚必要になります。此の様な設計になっているのは出来るだけプリント基板の制作費を安く上げる為のささやかな工夫です。
アンプの入力側切り替え回路は使っていないアンプ側の入力端子はショートされる様になっています。 出力回路側ではアースとの間に入っているジャンパー線の代わりに負荷抵抗を入れる事によって遊んでいるアンプの負荷がオープンにならない様にすることが出来ます。 |