1、オーディオの趣味

2)オーディオ工作
C作品集
 この50年位の間に趣味で作ったアンプ類は多分、数百台は下らないと思いますが、手元に有るアンプで現在使っている物を一部挙げて見ました。過去20年間位で仕事の合間に作ったものです。それ以前の物は人手に渡ったか、解体の憂き目にあって残っていません。人手に渡った物が偶にチェックで持ち込まれる事も有りますが、ちゃんとメンテナンスをしている物は30年以上経っていても問題無く動作します。中には埃被れでどうしようも無い物も有りますがそれでも整備してやれば正常に動作する様になります。

 プリアンプは主としてソリッドステートアンプを使っています。プリアンプ用の真空管の入手が難しくてしっかりしたメンテナンスが出来そうにも無いからです。亦、プリアンプが扱う信号レベルを考えるとS/N、歪み率等、基本性能は良く出来たソリッドステートに軍配が挙がる様に思います。

 パワーアンプは殆どが真空管アンプになっています。ソリッドステートパワーアンプは飯の種として仕事で作っていましたので家に帰ってまで作る事は有りませんでした。私の上司や同僚も自宅では真空管アンプを使っている事が多かった様に思います。 処で真空管アンプと云っても旧態依然のアンプでは有りません。電源を安定化電源にしたり、必要に応じて半導体を使用してローノイズ化したり最近の技術を取り入れて多少は工夫しています。1台残せと言われればUV211シングルアンプになると思います。
 
 ここで紹介するに当たって写真と少しだけ実測データを掲載しました。少しずつ整備してデータを載せて行きたいと考えていますが取り敢えず資料が揃った物から掲載しますので順不同です。コメントとか記事が付けば良いのですが殆どのアンプが試作後十数年以上経っていますので、コメントを付けようにも詳細は殆ど忘れています。中には資料すら残っていない機器も有りますのでさあどうなることやら、、。

《注》各作品中のグラフの見方
〇各作品中の小グラフをクリックすると大きなグラフを見る事が出来ます。
〇THD+N vs PowerはBlack:1kHz、
Green:10kHzRed:100Hzのカーブを表します。
〇Freq.、THD+N vs Freq.、Crosstalkのグラフは
Red:L−ch.、Green;R−ch.を表します。

 a)プリアンプ(各作品中の小グラフをクリックすると大きなグラフを見る事が出来ます。)
 @)SC1000
 《概要》
ハイゲインMC−EQ(A=50.5dB/1kHz)、MM−EQA=36.0dB/1kHz)、TUNER、AUX1、2(A=18.6dB/1kHz)入力を持つソリッドステートプリアンプです。ケースはスズラン堂を使用。  《詳細説明》
 A)SC1998基板  《概要》
ハイゲインMC−EQ(A=50.5dB/1kHz)、MM−EQA=36.0dB/1kHz)、TUNER、AUX1、2(A=18.6dB/1kHz)入力を持つソリッドステートプリアンプです。IC回路で小型化を図っています。 《詳細説明》
 B)SCA2000  《概要》
ハイゲインMC−EQ(A=51.0dB/1kHz)、MM−EQA=36.0dB/1kHz)、TUNER、AUX1、2(A=18.6dB/1kHz)入力を持つソリッドステートプリアンプです。MCアンプの入力換算ノイズ:−152.5dBV
(JIS−A +RIAA)を達成出来ました。             《詳細説明》
 
 b)パワーアンプ(各作品中の小グラフをクリックすると大きなグラフを見る事が出来ます。)
 @)UV211シングルステレオアンプ.  《概要》
3極送信菅UV211を出力菅に使用したシングルステレオアンプです。
グリッド電流の流れ易いUV211をカソードフォロア直結回路でドライヴして出力の低下を補っています。+B、ーC電源回路には定電圧安定化電源を搭載してノイズの低減、回路の動作の安定化を図っています。
Po=20W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.3mV以下、A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:430x265x180mm         《詳細説明》
 A)NU300Bシングルステレオアンプ. 《概要》
NU300Bを出力菅に使用したシングルステレオアンプです。
グリッドバイアス深い300Bをカソードフォロア直結回路でドライヴして出力の低下を補っています。歪み打ち消し回路をドライブ段に使用+B、ーC電源回路には定電圧安定化電源を搭載してノイズの低減、回路の動作の安定化を図っています。
Po=12W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.2mV以下、A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:430x265x180mm         《詳細説明》
 B)KT88(UL)PPステレオアンプ.  《概要》
KT88(UL)を出力菅に使用したプッシュプルステレオアンプです。
差動2段回路を使用しています。球のばらつき、経年変化対応でバイアス回路に半直結を採用しています。今回は定電圧安定化電源を使用していません。シャシーは40年前に1.6mmの鉄板で作った物を再塗装して使っています。
Po=42W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.3mV、
A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:400x265x180mm         《詳細説明》
 C)SBA88Aプッシュプルステレオアンプ.  《概要》
KT88(UL)を出力菅に使用したプッシュプルステレオアンプです。
+B、ーC電源回路には定電圧安定化電源を搭載してノイズの低減、回路の動作の安定化を図っています。
Po=48W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.08mV、
A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:430x265x170mm         《詳細説明》
D)ソリッドステートアンプ.  《概要》
 ソリッドステートパワーアンプの増幅器ユニットを作動させてみました。測定したアンプユニットはパワートランジスタが4パラで使用された物です。
 初段はデュアルFETによる作動アンプです。2段目は初段の差動信号を電圧シフタで+/−電源でプッシュプル出来る様に変換してグランドに対して対称にドライブしています。トリプルダーリントン構成でPo=250W/
8Ωを目指しています。Vccには±80Vを掛けています。終段の石の数とVccを変えてPo=100W位から300W位まで此のユニットで対応出来ます。                                 《詳細説明》
E)UV211シングルモノラルンプ.  《概要》 
 UV211シングルモノアンプです。近々試作を開始する予定にしている直流磁界打ち消し型211シングルアンプの予備実験機として試作しました。
 回路はお馴染みのカソードフォロア直結三段増幅回路です。電源は市販のトランスを使用した為に倍電圧両波整流で済ませていますが、一寸だけ工夫を凝らしています。カソードフォロア出力から局部帰還を掛けて出力段のUV211との歪みの打ち消しを図っています。 
Po=28W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.20mV、
A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:480x225x170mm         《詳細説明》
F )DA30シングルステレオアンプ  《概要》
 DA30シングルステレオアンプです。基本的にはNU300Bシングルステレオアンプと同じ構成です。DA30ではVg=−122Vと300Bよりも30V以上深いのでドライブが大変ですがドライブ段にVb=620Vを掛けてフルスイング出来る様に対処しています。電源には定電圧安定化電源を採用して動作の安定化とローノイズ化を図っています。本機は試作後18年位経っていますが、日頃余り出番が無かったので頗る状態は良好です。何分貴重な球ですので不用意にオーバードライブをしない様に対策をしています。
Po=13W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.3mV、
A=26.0dBを実現しています。
外形寸法:WxDxH:430x265x170mm         《詳細説明》
 G)300Bシングルモノアンプ   《概要》
 ステレオギャラリーQの300Bモノアンプを修理改造する為に、パイロットとして元々KT88シングルモノアンプで有った物を300Bアンプに改造しました。最終的には中国製の300Bを搭載する予定ですが測定には本家本元のWE300Bを用いました。セトロン、ロダン、桂光、エレクトロハーもニック等でも試験をしましたがそれぞれ特性の傾向が違う様で、亦ウエスタンでもロットに依ってばらつきが有りますので価格的に安い球を沢山入手して選別した方が良い様に思います。音質的には流石ウエスタンだと云いたい処ですが、当方が日頃ウエスタンの音に慣れているので好ましく思うだけで音楽を聴くには時間的に物の十分も聞いていると気にならなくなる程度の差だと思っています。                 《詳細説明》
H)300Bシングルモノアンプ (その2) 《概要》 
 OPTを1次インピーダンスを3.5kΩの物から5kΩの物に換装し、初段のEF86を(3結)から(5結)に変更しました。ここで稼いだ利得でアンプの仕上がり利得26.0dB、オーバオールNFBを10dB内外掛ける事にしました。余った利得は初段にローカルNFBを掛る事で初段の歪み率と周波数特性の改善をします。                    《詳細説明》
I)6GB8(UL)プッシュプルステレオアンプ 《概要》 
 本機は出力管に東芝の6GB8を使用して、最大出力の増加と出力インピーダンスを下げる事を狙ってウルトラリニア(UL)接続にしています。
 回路方式はリークムラード+カソードフォロア回路でオーバードライブ時の過渡応答の影響が少なくなる様に設計されています。6GB8はスクリーングリッドの耐圧が低いので定格電圧オーバーに注意します。
 (尚、BottomViewは、三結時代の写真を使っています。)
   Po=53W/(8Ω:1kHz:THD=2%)、残留ノイズVn=0.075mV内外、A=26.0dBを実現しています。 
 外形寸法:WxDxH:430x265x170mm 重量:25kg
                                   《詳細説明》
 6GB8(UL)プッシュプルステレオアンプ改  《概要》
 6GB8(UL)プッシュプルステレオアンプの大幅改造を30年振りに行いました。回路方式は差動回路2段+カソードフォロアでUL接続された6GB8をドライブしています。
 出力段にはアウトプットトランスに付随していますカソードNF巻き線を使ってカソードフェードバックを掛けています。
 トータルNFB量はカソード帰還も含めてF=1kHzで25dB程になりましたので低歪み率を確保しながら安定度を取るのがなかなか骨の折れる作業になります。高域周波数での歪み率を犠牲にすれば安定度を取るのはそれほど難しくは有りません。
 アンプの特性はPDF、動画で公開します
                                   《詳細説明》
Ii)MBA01Aソリッドステートモノラルアンプ 《概要》 
 本機はソリッドステートステレオパワーアンプで、上記のV)ソリッドステートアンプ基盤ユニットをケースに入れ、シグナルインジケータ、クリップインジケータ、入力VRを付けて形をまとめた物です。
 V)の説明にもある様に最大300W/8オーム出力が取り出せるパワーアンプユニットを使っていますが電源トランスの容量の関係で定格出力は100W/8オームの設計になっています。
 シグナルインジケータは200mW出力で緑色のLEDが点灯します。
 同様にクリップインジケータは出力がクリップした時に赤色のLEDが点灯します。
 外形寸法:WxDxH:215x325x122mm 重量:8.0kg
                                   《詳細説明》
IA)KT90(UL)PPモノラルアンプ  《概要》 
 本機は数年前に京都で開かれたオフ会に持参したKT90(UL)PPMA
に出力段にカソード帰還を掛けて大出力時の歪み率を改善した事と高域周波数でのプッシュプル動作のバランスを取る回路を追加して10kHzの歪み率を改善しました。
 回路方式はリークムラード+カソードフォロアドライブです。
 帰還量はカソード帰還が3dB、オーバオールの帰還が12dB、仕上がりゲインをA=26dBに調整する為に初段にPG帰還を掛けて仕上がりゲインの調整を行っています。
 最大出力が凡そ80ワットと云う真空管アンプとしては大出力アンプに属します。
                                   《詳細説明》 
IB )UV211シングルモノラルアンプ 《概要》 
25年程前に作ったUV211シングルモノラルアンプが電解コンデンサ不良でオーバーホールする事になり、知見を基に回路を見直して略新設計アンプとして生まれ変わりました。新たにカソード帰還を施して特性の改善が図られました。
 回路方式は初段が差動アンプ化され、後はドライブ段、カソードフォロア段、終段にUV211でカソード帰還が掛かる構成になっています。
 利得は26dBで他のアンプと揃えられています。
 詳細解説は頁数が多いので別紙のPDFになっています。

           《☆☆UV211シングルモノラルアンプ修理レポート》
 c)その他(各作品中の小グラフをクリックすると大きなグラフを見る事が出来ます。)
 @)パラメトリックイコライザPEQ9010A 《概要》 
 本機はモノラル10バンドパラメトリックイコライザです。大元はテクニクスステレオ5バンドパラメトリックイコライザSH9010Eをモノラルに改造してして10バンドパラメトリックイコライザに仕上げています。型番名もテクニクスに敬意を表してMPEQ9010Aとしました。
 周波数32Hzから16kHz迄を1oct.毎に分割してFを1kHzを中心に上下±5oct.に設定しています。Fの可変範囲、Qの可変範囲、レベルの可変範囲はオリジナルSH9010Eに合わせています。
 使われているOPアンプ、キャパシタ他を音質対策備品に変更しました。
 パネルはモノラル用に新しくデザイン仕直しました。他の機構部品は再塗装して使える物は使っています。VR類はオーバーホールしました。
詳しくはパラメトリックEQの実験の項を御覧下さい。
                                   《詳細説明》
 A)アンプ切り替えBOX 《概要》
 2台のアンプの瞬時切り替えが出来るリレー式スイッチボックスです。
 BTL方式のアンプの切り替え時にも悪影響が出ない様に入出力共にバランス対応となっています。アンバランスのアンプを使用する時は、アンプの入力側のコネクタで反転入力側端子を接地します。
 微少信号から電力まで取り扱いますので使用するリレーには10uAから2A迄ハンドリング出来る通信工業用を数回路並列にし、接点の極性を反転して極力影響が出ない様にしています。切り替えSWはヒモコンで延長出来る様に成っています。 
                                   《詳細説明》
   
 
 

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