信号中のスペクトラム成分を急峻なバンドパスフィルタをスイープして観測する測定器です。丁度、数ある電波の中から希望する電波を選んで放送を受信するチューナの様な物です。滅多に使うことは無い測定器ですが有ると便利です。
写真の機材は当方が所有しているスペクトラムアナライザでHP3588Aです。
仕様的には測定帯域が10Hzから150Mzで入力インピーダンスは50/75オーム、と1メガオームになっています。
デジタルフィルタを内蔵していて使い勝手が良くなっています。唯1メガオームの時は入力リファレンスが50オームdBm
に固定される様なので入力アンプを作ってdBV変換、入力レベルの融通、もっと許容入力の増大を図る必要が有りそうです。当方の使い方では高々3MHz位までの測定になりますのでアンプの自作をする事にしました。
会社勤めしていた頃にはHP3580A、hp3582A、アドバンテスト4171Aを使用していました。FFT方式の物ではアドバンテストTR9405A、TR9608Aを使っていました。
スペアナの様な特殊な測定器は必要になれば、住んでいる県の工業試験所等に相談してみると良いでしょう。何処の試験所でも電波関係試験の為一台は持っています。
最近、オーディオ帯域ではパソコンを使ってFFT演算をするデジタルスペクトラムアナライザが多い様です。 |