NF回路設計ブロック製のFRA5090です。周波数特性分析機とかサーボアナライザと呼ばれています。最近はFFTを使用したサーボアナライザが良く使われる様になってきました。本来は回転機器のサーボ回路特性を測定したりするための計測機です。滅多に中古品が出なくて出ても結構高くてなかなか手が出ませんでしたが今回納得価格で入手出来ました。測定機能については取り敢えず完動品でした。
0.1mHzから2.2MHzまでの周波数特性を一気に測定する事が出来ます。尤も一気と云っても0.1mHzでは一波の周期だと1万秒掛かりますが、、。また分析機能としてボードダイアグラム等を描くことが出来ます。積分機能が有るのでノイズの影響を排除して測定出来ます。元々長時間の測定を行う為の機械ですから自動測定機能が充実しています。
例えば急峻なデータの変化が有る時は分解能を上げる様に設定が出来ます。
会社勤めしていた時に之のモニター画面の無いFRA5080を使っていました。測定結果はフロッピイディスク(FDD)に落とせる事になっている様ですが之で落としたデータは普通のパソコンではFDDのモードが異なるみたいで読めない様です。取り扱い説明書が無いので手配中ですがGP−IBでのコントロールも取説が無いと出来無いので暫くはアンプのF特の確認用としてボード線図を測定しています。フロッピイディスク(FDD)はUSB接続出来る3モードタイプを使えばデータの読み書きは出来る様です。製造元のNF回路設計ブロック(株)にてグラフ表示用のソフトウエアを公開していますのでダウンロードすれば簡単にグラフ表示が出来ます。測定機能については大層な優れ物です。特に超低域周波数での周波数特性の測定は困難を伴う物ですが之だと一発で測定出来ますので重宝しています。
最近、もう少し新しい機種で省エネのFRA5095Aに入れ替えました。基本性能は殆ど変わりませんが表示がCRTから液晶表示になりました。 |